ピアノ・キーボード関連

ピアノ・キーボード入門~初心者の人向け 独学の仕方 その2 ハノン活用について音楽講師が語ります

2020年4月3日

東京都品川区大人の超初心者のための

ピアノ・キーボード・ウクレレ音楽教室

~音楽のタネを一緒に蒔きましょう~

グレーヌ音楽教室

講師の秋庭ミモザです 🙂

 

令和2年4月の桜も、品川区の我が家の前は、葉っぱになりつつあります。

 

今年はコロナの騒ぎで、お花見も自粛されていますが私は窓から桜を楽しんでおります。

 

今日は、ピアノキーボード初心者の方のための独学講座の2回目として、前回紹介しました教則本『ハノン』の活用について、簡単ですがお話していこうと思います。

 

ピアノ・キーボード独学でのハノン活用について

前回のお話で、The教則本ということでハノンをご紹介いたしました。

機械的で、あまり面白くないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私の個人的意見ですが、やはりやっておいた方がいいと思える教則本です。

 

しかし、一生懸命ハノンだけをやると自分のやりたい曲をやるまでに体力・気力・時間共に無くなってしまうので😅

 

毎日・コツコツ・少しずつ

 

準備運動として取り入れてください。

 

また、全部まるごと一冊やる!というよりも、辞書的に必要な部分だけを取り出してやるのがいいと思います。

 

ハノン20番まででやるべき番号は?

これも個人的な意見になりますが、20番まででやっておいた方がいいと思われる番号をご紹介いたします。

 

基本の基本。またニガテ意識の強い薬指を中心に気を付ける曲を選んでいます。

 

ハノン20番でやっておくとよい番号

  • 1番★
  • 8番★
  • 20番★
  • 4番
  • 7番
  • 10番
  • 14番

この7曲は、ぜひ挑戦してほしいと思います。特に★はおさえておいてください。

 

もちろん残りの曲もやってほしいと思いますが、どうしても時間がない!という大人の方にはこちらをオススメします。

 

1番は基本の基本。ハノンを知るキッカケの曲

1番はレベル的にも低いかもしれませんが、ハノンってなに?を知るには必要かと思い選びました。

 

2番でも3番でもいいのですが、ハノン=1番というイメージも強いのでやってみてください。

 

指の意識は小指と薬指の開きを意識するものをなっております。

 

8番は1~7番のまとめのような曲

少し強引ですが、1をやった後に8番をやってもいいと思います。

 

本来は2~7番をやった後‥‥になるべきですが、ショートカットします。なので、1をやった後にすぐ8をやるとそこそこ苦労してしまうかもしれませんが、そこは努力で乗り越えましょう!時間をカットすることを優先にしています。

 

20番は今までのまとめとして活用

いきなり20番をやるのはオススメしません。一応、総括として20番を設定していると思いますので、最低でも1番と8番。あと余裕かあれば他の番号をいくつかやった後に、トライしましょう。

 

時間がない方は1・8・20番で、指の動きを安定させましょう。

 

 

残りの4、7、10、14を選んだ理由は、比較的薬指への意識を強くしないといけない曲ではないかな?と個人的に感じたものを選びました。

 

『私は人差し指がニガテなのよね~』という方などには、別の番号を選んでもらった方がいいかもしれませんが、多くの初心者の方は薬指への意識の仕方が浅い方が多いため、こういった理由で選んでみました。

 

他のも時間があればやってみましょう!

例えばですが2と3番はちょっと動きが似ていたり、11~13番はあまり薬指を意識しない(練習中は全て意識しないといけませんが)などあるので、ここでは割愛していますが時間がある時はサラっとやってみてくださいね。

 

とりあえず、1~20番は1回ずつは人生で弾いてみることをオススメしますよ!1番ばかりやっていても飽きてしまいますし、気分転換や自分への課題として別の番号もトライしましょう。

 

それ以降の番号はどうするべき?

21番以降は飛ばしていいです。初心者はとばしましょう。

 

その後の音階練習やオクターブ(ド~ドを押さえて動く)奏法などは随時取り入れますが、そういった奏法は『必要になった時』に掘り起こして活用する感じになります。

 

その頃には、おそらく脱入門~初心者を打破されていると思いますので、今回こちらでは深堀はしないでおきます。

 

ハノンを練習する際に気を付けてほしいこと

ハノンは譜読みや聴力を鍛えることを目的としていませんので、ひたすら指の運動となります。

 

イメージすると筋トレ・ストレッチのような感じです。

 

水泳をする前に、ビート板をもってバタ足の練習をするのと同じようなことで基礎練習+筋肉の動きを意識するものです。

 

しかし、同じ水泳でも平泳ぎの時はバタ足は必要ない・・・・となりますよね?でも足の筋力は強いことに越したことはないので、バタ足もしておくよ。というような意味合いでハノンを取り入れることをオススメしています。

 

ですので、基本となる指の動きを超、意識して動かす。

 

ことに集中してみてください。

 

テンポは遅くて全く問題ありません。

 

普段、意識して動かさない指先~指の付け根・手首の位置、肩の脱力などなど、自分の体を1つ1つ確認して動かします。

テンポは最遅でOK!

特に動かない薬指の独立の動きをめざしましょう!

 

薬指に関しては、和音を弾く左手はあまり気にしなくてもいい部分でもありますが、中級になった時に薬指を使った方がいい場合も出てきますので、最初から意識だけはしてみてください。

 

結果、動かない~~!😭となっても気にしないで下さい。挑戦することに意味があります。

 

あ!右手は頑張って動かしてみてくださいね!メロディー弾くときは5本の指が独立した方がいいので!😉

 

ハノンは音の粒を揃えることから始まる

ハノンは速く弾けることがステータスみたいになっていますが、それはトレーニングの意味をなしていません。

 

両手で同じことを弾いていますので、目的は

 

同時に右手左手で弾くタイミングをマスターする!!!

 

初心者はまずここをしっかりマスターしましょう!

 

音量は最大限、自分が出せる音量でいいですが、その音量も右と左は同じ音量が出るように練習します。

 

自分が出した音をキチンと出して、自分の耳で聴き分けてください。それだけで自分の耳は訓練されていきますよ!

 

キーボードの人へ

キーボードの機種の中には、鍵盤を押す強さをコントロールできる機能が搭載されているものがあります。

指をとにかく鍛えたい!という人は、一番強く押さないと音が出ない機能(カシオキーボードではHeavyとなります)に変更してみてください。

逆に、指の力が全然ない人は、offまたはLight(軽いタッチで音がなる)に変更して、慣れてからHeavyに変えましょう。

 

まずは音の粒→(そろったら)演奏速度を上げる。を徹底してみてください。

 

ハノン活用まとめ

今回は、入門~超初心者の方に向けてのハノン導入の説明を書いていきました。

 

基礎練習は何事にもめんどくさいな~とか、面白くないな~と思うことが多いですが、未来への投資だと思ってコツコツやってみてくださいね。

 

将来、こういった基礎が必要な曲になった時に『あ~、やっぱりハノンやっておけばよかった!!!!』なんて日が来ないように、今からやっておきましょう。

 

私はどんな方、どんな年齢の方にもハノン1番はやっていただいています。

 

2オクターブは必要ないと思っていますので、準備運動として1オクターブずつ両手でゆっくりやってもらっています。時間にして3分弱くらいですかね。この3分弱を大切に、やっていきましょう。

 

 

只今、グレーヌ音楽教室では、大人の生徒さん募集中です☆

 

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