東京都品川区大人の超初心者のための
ピアノ・キーボード・ウクレレ音楽教室
~音楽のタネを一緒に蒔きましょう~
グレーヌ音楽教室
講師の秋庭ミモザです 🙂
シルバーウィーク4連休ですが、いかがおすごしでしょうか?コロナの自粛後の緩やかな規制緩和の中、お出かけになっている方も多いのかと思いますが、私は家でブログ更新しております 🙂
今回は、これから芸術の秋に向けて、楽器を習いたいと思う方も増えてくるかと思いますので、学びの場所の教室選びについて、講師目線で書いていきます。
世の中には、本当に多くの学びの場所があります。オンラインを入れると本当に選択肢が増えて悩みに悩んでしまいますよね。ぜひ記事を読んで参考にしてみてください。
音楽教室とカルチャースクールと個人教室 どこで習うのが良い?
ざっくり分けると、大手音楽教室とカルチャーセンタと個人の音楽教室(完全個人か、オーナー化している複数の先生がいる個人教室)になります。
それぞれの目的は『音楽(楽器演奏)を学べる場』であるのですが、少しずつ特徴があります。各メリットデメリットなども含めて説明していきます。
大手音楽教室について
TVCMをバンバン打っている超有名大手の音楽教室から、なんとなく聞いたことのあるというブランドの音楽教室などについてです。
ブランド力と経営力と、講師に対しても採用時に演奏能力や理論などの実力を証明する試験もあるので、生徒としても安心感があります。
指導もある程度、マニュアル化しているので全国各地にあるので、転勤しても大手独自のマニュアルに従って指導を続けることが可能です。
「とりあえずビール」ではありませんが「とりあえず大手音楽教室」に通うという絶対的な安心感はあります。
しかし、教わりたい先生というのをこちらから選ぶことが殆ど出来ないので、相性の合わない先生に担当されると悲しくなります。私はこの経験があります。
また楽器によりますが、音大卒業の若い先生がキャリアを積むために大手に入社することも少なくありません。
こういった場合は2~3年で結婚退職や、更なる高みを目指して、留学されてしまう可能性もあるので、若いお気に入りの先生に出会えても担当が変わってしまうことがあります。
それと事務的なことに、なりますが生徒都合の振替はほとんど無いです。大企業なので仕方ないのですが仕事がフレキシブルな方は通うのが難しくなってしまうことも少なくありません。
大手音楽教室の場合
◎メリット
絶大なるブランド力からの安心感
先生の音楽力も保証済み※但し、指導力と演奏力は別物
引っ越ししても全国各地にあるので続けて学べる
個人もグループレッスンも選べるので自分にあったスタイルを探しやすい
▲デメリット
マニュアル化が足をひっぱってしまうことも
生徒都合の振替は不可
先生を選べないので、相性次第では大変な目にあう
カルチャーセンター(カルチャースクール)について
カルチャーセンターは、音楽教室というよりも『文化活動を行う場』なので、演奏力を上げるというよりも、講座を通して(芸術)文化にふれる場所という感じになります。
じゃあ上手にならないの?というとそういうわけではありませんが、基本はグループレッスンになりますので個々の努力が必要になります。
芸術以外にも、エアロビクス系の運動や、子供体操、空手などもあるので色んなことを一か所で学べるので、近所にあるとすごく楽しいと思います。
そして、全体的に会費がそんなに高くないというのも魅力的ではないでしょうか。月2回が大人のコースでは多いのですが、1時間講座でも月額1万円を大幅に越えてしまうことはないです。
ただし、月会費の支払いが3か月まとめて先払いの所が多いので、まとまったお金が必要になります。生徒都合の振替もできません。
また場所にもよると思いますが、講座の日が祝日でも年末年始やお盆でも、カレンダー通りに営業することがほとんどなので、年に数回は休まないといけないことがでるかもしれません。
講師に関しては、採用するのは各店舗のカルチャーセンターの店長さんがするので、講師の経歴などは特別保証された人が講師をしているというわけではありません。
もちろん、店長さんが面接をする際に簡単な履歴書や講座の企画書なども提出しますので、指導が出来ない人が採用されることはありませんが、必ずしも素晴らしい経歴を持った方が指導するとは限りません。
どちらかというと、完璧な指導力というよりも、人柄や多くの人をまとめるのが得意な人などが採用されると思います。※稀にものすごい経歴のある方が講師になる場合もあります。
また指導も先生任せになるので、どういった指導内容かを知るのは難しいです。個人レッスンはだいたい30分と決まっていますので(場所による)それ以上の時間で習いたい人は物足りなさを感じるかもしれません。
カルチャーセンターの場合
◎メリット
月会費が比較的安い
グループレッスンが基本になるので、仲間ができる
色んな講座があるので、音楽以外に興味が沸きやすく刺激的
▲デメリット
生徒都合の振替は不可。祝日も営業するので、休みがちになるかも
ほぼグループレッスンなので自分だけを見てもらえない
指導内容は先生次第なので、先生の好みだけになることもある
個人教室について
本気で上手になりたい!1人でじっくり習いたい!他の人との接触は避けたいという方は、断然個人教室をおススメします。
そして、個人教室といっても色んな形態があります。
①演奏活動をしていない完全なる指導者
②ミュージシャンが空いた時間で指導
③オーナー化された個人教室
簡単にわけるとこの3つになります。
①の場合と③の場合は、かなり近い関係となりますが、オーナーに直接指導してもらえることは少ないと思います。病院でいうと院長なので、オーナーに教わる場合はプロ志向の人のみだったり特待生制度などで月謝が上がったりなどがあります。
ただ大手と違い、オーナーとしての責任や教室のカラーがあるので、そのオーナー先生の考えに近い人や似ている技術をもっている人が多いと思いますので、オーナー先生に教わらなくても、ある程度の先生に教われるという期待はもてるかと思います。(絶対ではありませんが…)
教室によっては、指導内容のマニュアルを作成しているオーナーもいるかもしれませんね。
②は、ポップス系のジャンルに多いかと思いますがプロ志向の方は、現場の今の空気をすぐに知れるので、こういった方に習うことをおススメします。
ただ、こういったミュージシャンの方が全員、分かりやすい指導をしてくれるとも限らない(むしろ教えるのが下手)な人も少なくないので、見極めが大切です。
自分がプレイするのは得意だけど、人に伝え教えるのはニガテ(野球のプレイヤーと監督のような感じ)という場合も非常に多いです。
また売れっこミュージシャンの場合は、空き時間に指導するのでスケジュールが不規則になりますので、毎週○曜日の何時に通いたい。という人は難しいかもしれません。
しかし個人の場合は、ほとんど振替レッスンをしてくれる場合が多いので(ある程度の基準はある)ので不定期なお仕事の方は都合がいい場合もあります。
各個人教室には、それぞれの規約があるとおもうので、先生に確認してみてください。
個人教室の場合
◎メリット
個人レッスンが基本。じっくり見てもらえる
現役ミュージシャンにみてもらえるかも
指導専門の先生で、安心して習える
生徒都合の振替も、ある程度可能
指導時間も30分~90分など選べることが多い
ワンレッスン、オンラインレッスンも可能
▲デメリット
相性が全てになる可能性が高い
ミュージシャンの場合は、スケジュールが不安定になりがち
指導専門のオーナーの先生には指導してもらいにくいかも
個人レッスンなので、他の生徒との関わりが欲しい人は淋しい
月謝はピンキリ。上級になると月謝が上がる場合も
デメリットを打開する策は?
各項目のデメリットを書きましたが、なるべく続けられるような教室を見つけたい場合、いったいどうしたらよいでしょうか?
自分がどこに属するのが居心地いいのかどうか?どういう形態(個人かグループか?)も分からないし、どう探すべきなのか?と悩んでしまったら・・・・
体験レッスンを必ず受けましょう
これに尽きます。教室の雰囲気、生徒(仲間になる人)の性別や年齢、先生の教えるジャンルや演奏スタイルなど、色んなことをみてきてください。そして可能な範囲で、講師と直接話してきてください。
そして、自分が今、イメージしている教室に1番近い形態の所に入会しましょう。複数の箇所に体験レッスンを受けに行くことになると思いますが、面倒でも絶対にそれをしてください。それがデメリットを回避する1番の手段です。
体験レッスンも、有料・無料と色々とありますが、無料だからイイ!とか有料だからダメ!とか値段が高いからイヤだ!とか、そういうのはあまり考えずに、たくさん受けてほしいと思います。
体験レッスンを有料にしているのは、大手音楽教室だったりカルチャーセンターなどは当然(運営費、冷暖房費なども含む)ですが、個人教室でも同じで、体験レッスンは先生の時間を取って頂いています。
また無料の体験レッスンですと、ほとんど楽器には触れられずに入会案内のみ。という所もあります。せっかくなので楽器に触れてほしいので、多少の金額でしたら支払って受けてほしいなと思います。
もし、ジャンルとか何でもいい、グループでも個人でもどちらでもよい。というのであれば、1番ピンときた箇所に入会しましょう。第一印象で決めていいと思います。
地方等で選択肢があまりない・・・という方は、オンラインも視野にいれてみてください。今は、そういった意味ではとても恵まれていて憧れのあの先生に習えるかも?しれませんね。
でも、音楽はなるべく「生」の音を耳で聴いてほしいという気持ちもあるので、通いもしつつ、たまにオンラインで他の先生を受けてみる。というのも方法の1つかと思います。
オンラインは現在、合奏スタイルというのがとりにくい状態ではありますが、指導してもらう・ポイントを見てもらうという点では非常に優れている環境だと感じています。オンラインもぜひ視野にいれてみてほしいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 各指導機関のメリットとデメリットをふまえて、説明してみました。
やはり最初が肝心。でもありますので、教室選びも安いから~とか、近いから~とかだけで決めずに、きちんと自分の足で、自分が習うべき場所や仲間、講師を見てきてから決めてほしいと思います。
自分の話になりますが、子供の頃、親や別の先生が決めてきた講師とは全くそりが合わず、自分が見てきて決めた環境と先生は、しっくり来てとても楽しかったのを覚えています。
それぞれのメリットデメリットを理解して、すてきな教室に出会えることを応援しております。
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羽田カルチャーセンターでは随時、仲間を募集していますので、直接カルチャーセンターにお問い合わせください。
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