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ウクレレとカシオキーボード 楽器を始めるならどっちがオススメ? 講師が採点

東京都品川区初心者のための

ピアノ・キーボード・ウクレレ音楽教室

~音楽のタネを一緒に蒔きましょう~

グレーヌ音楽教室  

講師の秋庭ミモザです 🙂

 

今日も閲覧ありがとうございます。今回の記事は、お風呂に入りながらなんとなく思いついた私にしか書けない記事『ウクレレとカシオキーボード。楽器入門・初心者が始めるならどっちがいい?』という需要があるのかどうか…分かりませんが、書いていきます。

 

 

基本的には、体験レッスン等では既にやりたい楽器を決められてくる方がほとんどですが、中には『ウクレレで申し込みしましたが、いつかはピアノもやってみたい』とか、私が訪ねてみると、両方できるようになると楽しいですよね~とおっしゃる方もいらっしゃいます。

 

 

そもそも私が両方(ドラムなども出来ますのでそれ以上ですが)演奏したいと思ってやっていますので、他にもきっと需要があるだろう。という判断です。 🙂

 

かなり個人的な意見ですが、ぜひ読んでみてくださいね♪

 

ウクレレとカシオキーボード 楽器を始めるならどっち?

色んな角度や方面から私が各項目を決めて、簡単ですが解説していきます。おそらく全く楽器経験が全くない方は、何が難しいのか?とか、どんなことが購入の壁になりやすいのか?などが全く分からないと思うので、そういったことも含めて書いていきます。

 

①手軽さ、練習のしやすさ

○ウクレレの勝利

理由は、なんといってもあの小ささです。キーボードも手軽…ではありますが、都内の住宅事情を考えると、キーボードを常に横に置いておけるスペースがない方も少なくないようです。立ててもらっても大丈夫なのですが、ウクレレを置いておくスペースよりは、やっぱり場所を取ってしまいます。

 

そして、ウクレレはテレビを観ながらでも練習できます!目線を手元から離す練習の時は、私はテレビなどを見ながら練習してください。とアドバイスするくらいです。これは他の楽器には無理ですし、キーボードもしかりです。そういった面から手軽さはウクレレの勝ちです。

 

しかし、チューニングをしなくていいカシオキーボードも手軽ではあります。電源入れるだけでいいのは、すごく魅力的です。

 

ここはそれぞれの魅力がありますが、どこでも練習できる手軽さはウクレレの勝ちですね。

 

②防音(住宅事情)対策

○カシオキーボードの勝ち

 

これはもうヘッドフォンをしてもらえば、音漏れは皆無のキーボードの勝ちです。鍵盤を押す音はしますが、そんなに音はしません。キーボードを打つ音程度です。真夜中でも練習できるので、夜が遅い社会人の方にもおススメの楽器です。

 

ウクレレもそこまで大きな音ではありませんが、やっぱり音はしてしまいます。深夜の演奏はしない方がよいので、時間を選ばないでよいキーボードの圧勝です。

 

③習得の難しさ(簡単な方)

○条件にもよりますがカシオキーボードの方の勝利かな…

 

カシオキーボードは、右手・左手を別々に練習することができますが、ウクレレは最初から右手左手の両方を動かさないといけません。ですので、全くの初心者の方が楽器に向き合った時に『自分にもできた!』と感じやすいのは、右手だけを弾いたキーボードとなります。

 

結局、両手一緒に演奏する未来はキーボードにもあるのですが、最初の一歩を踏み出した後の成功体験を感じやすいかと思います。

 

またチューニングもしなくていいので、押したら誰でも同じ音がするキーボードは、自分がすぐに上手に弾けている気分になります。反対にウクレレは良い音と感じるまで時間がかかりますので、音の面からもキーボードが勝利しました。

 

④購入の値段・メンテナンスのしやすさ

○こちらも条件によりますが、カシオキーボードの勝利

 

カシオキーボードは、購入したら基本終わりです。部品の交換やピアノのような調律もいりません。湿気で楽器が曲がったりすることもありません。電気なので内部断線などが無い限り、ずっと使えます。おまけに言うと、カシオキーボードは本当に頑丈で、普通に使っている分には壊れにくく20年以上前のカシオキーボードを使っている教室もあります。

 

ウクレレは、年1回程度の弦交換、湿気や乾燥から守るための日々のメンテナンス、木製なので湿気などで曲がってしまったら修理が必要です。安価なものでしたら、すぐに壊れてしまうかもしれませんので、結果買い直してお金がかかるかもしれません。

 

⑤演奏姿のかっこよさ(憧れ度)

○個人的な差がありますがウクレレの勝利

 

第三者に自分の演奏姿を見てもらう時を考えた場合、ウクレレは対面ですので自分の演奏している指先や表情が丸見え・・・ではありますが、かっこいい!と思ってもらいやすいかと経験から思いました。

 

カシオキーボードを演奏している姿を対面で見てもらう場合、演奏中の指先は全く見えません。すごい動きをしていたとしても、何もみえていないので凄さが伝わりにくいです。音のみが頼りです。

 

手元を見せたいと思うと、背面側や横や斜め前から見てもらうことも考えますが、やはり死角が出来てしまう可能性が高いです。難しいところです。

 

⑥持ち運びやすさ

○やはり小ささからウクレレの勝利

 

カシオキーボードも3~5キロ程度ですので、持ち運べないわけではありません。私もケースに入れてカルチャーセンターに毎回持って行っていますので、不可能ではありません。

 

しかし、長さもありますし5キロといっても重いので、電車移動ですとちょっと大変です。『出来なくはない』という程度です。

 

電池駆動も可能なので、野外演奏も可能ですが、キーボードを置く台が必要になります。床に置いて演奏するわけにもいかないので・・・

 

その点、ウクレレはカバンにポン!です。電車もラクラク!片手で持てます。手軽すぎて電車に忘れそうになりますので、その点だけ注意です。

 

⑦弾き語りに向いているのは

○簡単なのはウクレレ…だと思うヨ

 

覚えるコードも、コードの形もよっぽと難しいのを使わなければ簡単に伴奏が出来ます。歌いにくい場合のキー移動も、ギターにもあるカポタストというものをウクレレ専用のカポを使えば、覚えたコードそのままで移調できます。

 

ただ、ウクレレはギターよりも出せる音の高低差が少ないので、移調も限界がありますし、あまりしっくりこない場合もあります。カポも弾きにくいです。

 

カシオキーボードは、覚えたコードを移調する時に、覚えた手の形が崩れてしまうことが起こってきます。トランスポーズ機能を使えばウクレレと同じようなカポ状態になるので、簡単に移調できますが、普通のピアノには無い機能なので電子キーボードにこの機能がついている場合はドローです。

 

⑧他の楽器とのアンサンブルとして

○カシオキーボードの勝利

 

もうこれはカシオキーボードです。とにかく色んな音色・リズムパターンが簡単に出せてしまいます。指一本で変えられます。それこそ、音色にウクレレも入っています。どんな楽器がきても全く問題なしです。

 

ウクレレは、大音量の楽器を相手にすると音量で負けてしまいます。ピックアップマイクなどで音を出せばいいのですが、そういった環境を前準備しないといけなくなりますね。ひと手間かかってしまう点でウクレレが一歩後ろです。

 

⑨体への影響(少ない方)

○カシオキーボードの勝利

 

完全なる個人差ですが、ウクレレを弾く時ってどんな風に演奏していますか?足を組む人・あぐらをかく人・譜面台を使うかどうか・・・・などで違ってきますが、背筋が丸くなりやすくなります。私は最初、背中が痛くなりました。

 

生徒さんの中には、最初、全身筋肉痛になったり腱鞘炎ぽくなってしまった方もいました。

 

また、弦をおさえるので指先も痛くなり、水ぶくれや血豆になる方もいます。固くなれば問題ありませんが、体質的に指先の皮膚が薄い方は演奏どころではないようです。

 

その点、カシオキーボードはピアノと同じような姿勢をとってもらいますので、背中が痛くなるなどはありません。腱鞘炎などが考えられますが、それはもっと先の話です。

 

爪が長いと、鍵盤の間に挟まって爪が割れる、血が出る。ということもないことはないようですが、爪を切れば事故は防げます。そういった点からキーボードの方が体を痛める可能性が低い、と言えます。

 

⑩演奏できるジャンルの種類

○これは最近の傾向で言うとドロー

 

昔ながらのウクレレスタイルを守ろうとすると、演奏ジャンルは決まってしまいますが、最近はどんなジャンルでも演奏できる感じになってしました。

 

ウクレレ=ハワイアンという流れではなくなりつつあるので、比較的どんなジャンルでも演奏できます。ヘビメタ系はちょっと弱いかもしれませんが、できなくはないと思います。

 

カシオキーボードはどんなジャンルでも可能です。反対に本気のクラッシックピアノのように演奏する再現力は、鍵盤数が少ない分、低くなってしまうのでそういった面からはキーボードが劣ります。

 

ということでドローです。

 

まとめ

10個の比較ポイントを出しましたが、僅差でカシオキーボードの勝利となりました。しかし、やりたい!と思う気持ちの方が大切ですので、この意見に流されずのに好きな楽器に挑戦してくださいね。

 

私からすれば、両方やればいいと思います 🙂 それぞれがそれぞれにイイ点もあります。また音楽理論を学ぶときは、鍵盤楽器の方が理解しやすいなどもありますので、平行して学ぶのもいいと思いますよ。

 

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