東京都品川区大人の超初心者のための
ピアノ・キーボード・ウクレレ音楽教室
~音楽のタネを一緒に蒔きましょう~
グレーヌ音楽教室
講師の秋庭ミモザです 🙂
今回、楽器演奏初心者の方が楽器をはじめて3か月~半年で、モチベーションが落ちてしまう現象のお話をしていますが、思わず長く(力説)なってしまいましたので、記事を分けました。
前回の内容を読んでいない方は、こちらからどうぞ。
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モチベーションが上がらない? 楽器初心者のためのマインドセット その1
東京都品川区大人の超初心者のための ピアノ・キーボード・ウクレレ音楽教室 ~音楽のタネを一緒に蒔きましょう~ グレーヌ音楽教室 講師の秋庭ミモザです 🙂 7月に入り、2020年もあと半年 ...
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マインドセット(思考のクセの話)を中心にしています。
以下は、モチベーションのお話をさせていただいていますので、よろしければお付き合いくださいませ。
モチベーションがあがらない場合は?上げる方法はあるの?
マインドセットには問題が無い。練習する気もあるのだけど・・・・どうも楽器の前に座れない、触りたくない。
そんな気分の時のモチベーションアップはあるの?というお話です。
結論から話しますと、具体的・実践的なモチベーションアップ方法というのはありません。
「え~!元もこうもないじゃん!!! 😯 」そんな声が聞こえてきそうですが、モチベーションをあげるという行為は、どちらかというと「めんどくさいこと、あまりやりたくないことを半ば強制的にやる場合に使う言葉」だと私はとらえています。
このことから、楽器演奏(練習)のモチベーションが上がらない=めんどくさいと感じることを行う。という風に変換することもできますよね。
モチベーションが上がらない人は、まず、そのめんどくさいと感じることの原因を追究することからはじめてみてください。
単純に仕事で疲れてしまった。とか、他に優先すべきことがある場合などからのモチベーション低下ではなく、時間はあるけどなんかモチベーションが上がらないなぁ~とちょっと悩んでしまう場合の時ですね。
そういった場合は、何かしらの原因があるかと思います。
講師の立場から、私が考える初心者の方のモチベーション低下の原因になるであろう項目を書きだしてみます。
①いきなり難しいことに挑戦しようとして挫折している(レベル)
独学で初心者の方は、こういったことがあるかと思います。特に人生初で楽器に挑戦している人は、もしかしたらこのような状態になりやすいかもしれませんね。
人にもよりますが、もしあまりにも難易度が高く挫折して、モチベーションが下がってる。と感じた場合は、簡単だ!と思うことでいいので、繰り返しやってみてください。
また、初心者の方はよくあるのですが、1回弾けたら「弾けました!」と言いますが、それは、成功(完成)とは言えません。10回演奏して7~8回、ノーミスで演奏できた時が楽曲の完成形です。1度だけのノーミス演奏は奇跡です(笑)
簡単なこと。と軽視せず、あまりモチベーションの上がらない日は基礎練習や過去にやってきたことなどで自分が気軽に取り組めるものを、繰り返しやってみましょう。
成功率が上がる=演奏の完成度が上がる=自信がつく=モチベーションがあがる。という図式も出来上がります。
解決策=レベルをさげ、小さな成功体験を積み重ねよう!
②楽器演奏は簡単だと思っている(楽器演奏は難しいです)
実はこの心理、ウクレレの受講者に多いと思います。ピアノ=難しいというイメージが(なせか)多いのですが、ウクレレは楽器屋さんなどの販売戦略で簡単ですよ~などどいう言葉で、想像でとても簡単とされているようです。
また中には「テレビで○○さんが簡単そうに演奏してたから~」とおっしゃる方もいますが・・・。テレビに出るくらいの演奏力になるまで、努力してますし、ヘタだったらテレビで演奏しないですよ。😅 影の努力は表に出しません。
カンニングの竹山さんもこんなことをおっしゃっています。
「おもしろいのは、楽器ってやっていくうちに音が出てくる。どんどん楽しくなるのよ」と楽器の楽しさを実感した一方で、「ずっと練習してると、慣れないから、左手がつる」という苦労も。そんな企画を通して感じたことは「楽器を弾く人たちは、アスリートと一緒。それで食ってる人たちはすごいわ。しんどいし、優雅に(弾けるように)なるまでの血のにじむ努力。優雅に弾いているように見せる、その体力のすごさ」。 バイオリンだけでなく、ギター、ベース、ドラムなどの楽器も挙げ「ライブってなったら2時間ぐらい立ちっぱなし、弾きっぱなしでしょ。俺たちは分かんなかったけど、あの仕事は大変ですよ。かっこいい、かわいいだけじゃすまないのよ、プロって。大変だと思う、音楽の人は」と語っていた。
出典:yahoo!ニュース
ウクレレに限らず、どんな楽器でも簡単ではありません。
今一度、楽器ときちんと向き合うようにしてみてください。
解決策=楽器演奏は難しい。とマインドセットし直す!
③目標が全くない(地図のない旅状態)
独学の方がもしかしたら陥りやすい傾向かもしれません。
『なんとなくやりはじめたんだけど、結局なにをすべきか分からない』状態になっていませんか?
教室に通っている場合は、先生が課題を出してくれたり、相談しあって曲や課題を決めていけますが、独学の人はそれらを1人でやらなければなりません。
なおかつ、お尻を叩いてくれる立場の人もいませんので、サボりがちになります。
とりあえずでよいので、自分が演奏したい曲目リストを作ってみたり、理想の演奏スタイルの人のCDなどを見て、自分なりの地図を作ってみましょう。
目標は随時更新されると思いますので、その時に気分できめていいと思いますよ。半年ごとや1年ごとに見直すような軽い感じで大丈夫です。
解決策=1年先・5年先・10年先の目標を決めよう!
④仲間がいない、話し相手がいない(孤独)
③にも関係してきますが、独学の人は孤独になりやすいです。周りに楽器演奏者がいれば、違う楽器でも話ができたりしますが、やはり同じ楽器の方が話もはずみます。
何かのコミュニティーに参加するなり、単発でも先生に習う。などすると、解決されると思います。
解決策=SNSで同じ楽器の人と仲良くなる。単発でもコミュニティーに参加する。友達を巻き込んで一緒にやってもらう。
⑤勉強の仕方が分からない(指南、知識不足)
こちらも独学の人が悩みがちかもしれませんね。特に、音楽が義務教育で終わってしまっていると余計に分からないことだらけかもしれません。
こういう方は、やはり1度習った方がいいと思います。というか、すぐに解決すると思います。YouTubeを観ても多分分からないと思います。
グズグズ悩んでいると、時間だけが過ぎてしまいます。1度、思い切って飛び込んでみましょう。
解決策=単発でいいので、先生に習ってしまおう!
⑥理想の演奏ができない(目標が高すぎる)
これは①と似ていますが、こちらとの違いは「設定した目標の全てが最初から高すぎる」場合を指しています。
猪突猛進タイプでしたら、最初から最高級の難易度の曲を練習してみてもいいと思いますが、かなりの情熱と努力が必要です。
さんまさんのTVでも有名になりました徳永義昭さんくらいに努力できるのであれば良いですが…殆どの方が挫折すると思います。
海苔猟師さんで、毎日8時間(プロ並み!)弾き、全ての譜面の音を覚え、それ以降も2時間以上の練習をしているようです。
あと、私が感じるのは、奥様がピアノの先生なので家にグランドピアノがあったこと。徳永さんの好きな言葉が『努力』であること‥‥並々ならぬ努力と継続力と適切な環境があればこそですね。
普通の人は到底難しい目標設定なので、まずは自分のできる目標に設定し直してください。
解決策=コツコツと小さい努力を積み重ねるように意識しましょう!
⑦楽器自体に問題がある(演奏しにくい)
上記のこと以外で、モチベーションが下がる理由としては、楽器環境はがよくないことがあります。物理的な問題です。
安価なオモチャのウクレレを購入し、チューニングもままならず、抱えてもしっくりこない・・・でも、新たに買いたくないからとそのままやっていこう。
ピアノの調律をかなりの期間していない、メンテナンスもしていない。
昔買った、電子キーボードはなんか音がおかしい・・・ピアノの音で弾きたいのに、どうもビリビリした変な音しかしない・・・などの理由でモチベーションが下がる場合があります。
こういった場合は、素直に楽器を新たに購入しましょう。
解決策=楽器を新調する、メンテナンスに出す。
⑧本当は他の楽器に興味がある(妥協している)
これは住宅事情などで、どうしてもムリだから今の楽器に落ち着いている、という人もいるかと思います。
本当はアコギをやりたいんだけど、ウクレレに甘んじている。という方もいるかもしれませんね。
難しい問題ですが、私はやっぱり1番やりたい楽器をやるべきだとは思います。
しかし、なかなか根底の解決策が見つからないので、私だったら両方やる!という選択肢を選ぶかもしれません。
どういうことか?というと、例えばですがドラムの場合、今、パソコンや携帯アプリでDTM(デスクトップミュージック)でドラムを再現できるので、そちらで打ち込みにはなりますが、ドラマー気分を味わう。
時間がある時に、音楽スタジオに行ってホンモノのドラムを演奏する。とか・・・です。
そうしているうちに『やっぱり自分はホンモノのドラムが本気でやりたい!』と思うかもしれませんし、DTMで満足するかもしれません。やってみないと。です。
アコギやエレキも、ウクレレを電気楽器に改造して、パソコンとつなげてDTM環境で音を出せば、とりあえずですがアコギの音やエレキの音が出せます。かなり無理矢理ですが(笑)
代替案や解決策としては甘い考えかもしれませんが、少しは前向きになるかと思います。
解決策=パソコンなどで代用して、演奏欲を満たす!
まとめ
なかなか新しいことをはじめると、長続きしない。モチベーションが維持できないと悩んでしまうかもしれませんが、モチベーションが上がらなくても、コツコツやるのが1番の力です。
やる気がある日とない日を日々繰り返して、少しずつうまくなってくると、出来ることが増え、自然と楽器にむかう気持ちもあがってきます。
あとは習慣化してしまうのが1番よいですが、こちらもなかなか難しいのかと思います。
急な成長は難しいので、1年先、3年先、5年先など長いスパンで見て成長できてるな~と感じていれば充分です。気長に取り組んでみてください。
そして、モチベーションが上がらないときは、ムリに上げようとする必要はないと思います。趣味ですので、楽しいな!と思う時にやればいいと思いますよ!(ただし、上手になりたい場合は、半ば無理してでも練習しないとダメです…。この話はまた別の機会に)
参考になれば嬉しいです。
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