東京都品川区・超初心者のための
ピアノ・キーボード・ウクレレ・マリンバ音楽教室
~音楽のタネを一緒に蒔きましょう~
グレーヌ音楽教室
講師の秋庭ミモザです 🙂
令和2年の現在…。世の中が暗いニュースに包まれています😢
すぐにどうすることもできませんが、家に籠ってでも音楽が楽しめるようにしよう!楽しい気持ちになってほしい!
ということで、人生初でも楽器を始める第一歩となるような独学について書いていこうと思います。
私もオンラインレッスンを導入していますが、先生にレッスンを受ける前に!自分の力で踏み出せるような内容にしていきます。
ピアノ・キーボード独学で用意してほしいもの
ここでは超基本、なにを用意すべきか?という所から書いていきます。
「え?そんなの必要ないわ」という人は飛ばしてください(笑)復習や確認で読んでくださってもOKです。
①基本となる楽器の用意=61鍵盤以上をおすすめ
当たり前すぎますが、まずは楽器を用意してください😁
生ピアノがあれば、生ピアノでOKです。なるべく調律が出来ている方がいいですが、ひとまず後回しにします。
完全クラッシック思考の方や、ポップス系でも音域の広いものを演奏する未来がある方は、88鍵盤の電子ピアノをはじめから用意しましょう。
61鍵盤だと、クラシックピアノ習得の憧れ(?)『エリーゼのために』は鍵盤数が足りなくなります。エリーゼのためにを目標にされている方は、88鍵盤を最初から用意しましょう。
もし、将来『先生に習いたい!』と急に思いついた場合、キーボードではレッスンしませんよ!とおっしゃる先生もいらっしゃいます。(電子ピアノでもダメという方もいらっしゃいますが…)
その時にキーボードだと買い替えなければいけませんので、自分が何のジャンル中心にや演奏したいのか?をある程度は見極めておく必要があります。
キーボードであれば、61鍵盤がいいですね。でも61鍵盤だとジャンルによっては物足りなくなるかもしれませんので、『上手になったら買い直す』ということも頭に置いておくといいかと思います。
【参考】ピアノで弾く/楽譜ピアノ/のような表現で書かれているのは、メロディー(ボーカル部分)を右手で弾き左手で伴奏形を弾くものとなっています。
弾き語りは両手で伴奏を弾く形になるので、この場合は88鍵盤でなくてもある程度弾けますが、ピアノでメロディーも弾くスタイルの場合は最初から88鍵盤を用意しておく方がベターです。
エレクトーンでもOKですが2段になっていますので、その点は気を付けてください。
『2段だから演奏できない』ということはありませんが、ピアノやキーボードのように1段横並びの形とは別物である。という頭は少しだけ必要です。基礎練習に対しては、鍵盤のタッチ感はかなり限られますが、エレクトーンでもひとまず大丈夫です。
オモチャ仕様のキーボードは、指の形が変わってきますので、避けましょう。
ピアノと同じ幅の鍵盤で61鍵盤(標準仕様)で用意します。
音色などは、とりあえず『ピアノ風』なものが出ればよいかと思います。明らかに変な音なものはやめましょう😂
あとは誰かのお古で『ここの音がひとつでないんだけど』みたいなものも避けましょう。
右手部分の一番右にある鍵盤でしたら1音くらいでなくても大丈夫ですが、左手部分の一番下は意外と使いますので、そういう場合は新しいものを買ってしまった方がいいと思います。
※補足※
キーボードでたまにファやソの音が最低音になっているものがありますが、なるべくドの音が一番下になっているものの方がいいと思われます。
ファやミやソでもいいのですが、世の中の簡単にアレンジされている譜面はドスタートの物が多いので、そちらに合わせます。
ジャンル・用途 | 61鍵盤 キーボード | 88鍵盤 電子ピアノ |
クラッシック中心/インストソロ | △(買い替え必要) | ○ |
弾き語り/保育士対策(簡単な童謡など) | ○ | ○ |
バンドに加入するかも? | ○ | △(ジャンルによる) |
駅ピアノにいつか挑戦したい | △寄りの✖(鍵盤が違うので) | ○(ピアノに慣れておきたい) |
※補足2
私の生徒さんで最初、キーボードをお持ちでちょっと練習してみたものの、将来的にはストリートピアノで演奏したい!と思い、電子ピアノに買い替えた方がいらっしゃいます。
これは私の助言などなく、生徒さん本人の判断でされたことですが、ピアノ経験の無い方でも少し弾いてみただけでその『違い』に気が付いてしまいます。
住宅事情で電子ピアノが置けないの…という方も、最近は卓上仕様の電子ピアノもありますし、ピアノはキーボード以上に演奏時の姿勢が大切になります。
こういった点は妥協せず、なんとかスペースを作ってピアノが弾ける環境を作ってほしいと思います。
②譜面台が無ければ譜面台を用意
生ピアノなキーボードなどで譜面台が付いているものであれば問題ありませんが、子供のおさがりだったり、貰い物だったりすると意外と譜面台が無い(無くされている)場合があります。
譜面は正面で顔をあげてみてほしいので、もし譜面台がないキーボードや電子ピアノを持っている方は購入しましょう。安いものでOKです。
このタイプが持ち運びやすいですが、背面が開いてない物の方が便利だったりもします。
角度調節と高さ調節ができて、譜面をおさえがあるといいと思います。
③楽器を拭くクロスなどがあるとベスト
意外や意外、鍵盤を弾くとかなり汚れます。😅
手汗や油汚れでぬるっとしたりしますので、たまに拭きましょう。愛情もわきます。
タオルやティッシュだと、綿の細かいカスが鍵盤に挟まるので向いていません。
100均などでもいいので、マイクロファイバークロス(メガネ拭き)を1つ用意してみてください。
④カバー的なものがあるとホコリから守れます
ピアノやエレクトーンはフタやカバー付きの物がありますが、キーボードは鍵盤がむき出しになります。
ケースもありますが、しまうのがメンドクサイので何かホコリよけになるようなものを用意するといいと思います。
こういったカバーもありますが、毎日弾くとなるとこれまたメンドクサイので、私はレジャーシート的なものを被せています。単なるホコリよけなので、役目をはたしていれば何でもいいかな?と思っています。
ツルっとした素材の布とかでもいいかもしれませんね。
ピアノ・キーボードはじめて教則本について
こちらでは教則本を書いていきますが、あくまでも大人向けで書いていきます。子供用のものでもいいのですが、まずは大人の教則本選びについて書いていきます。
子供用はサブ教材として使うととても効果的なので、今後併用するとして、まず最初に用意すべき&買うべき教則本を書いていきます。
ピアノ鍵盤の基本『ドレミファソラシド』の位置は、絶対に覚えましょう!英語で言えばABCのアルファベットを覚えるのと同じです。覚えていない人は、まずはそこから!です。
①本当に初心者(入門)の方は指番号が書いてあるものから
大人のものでも、子供のものでもいいのですが、最初に分からなくなるのは指の使い方だと思います。
先生がいれば随時聞くことができますが、独学はそうもいきません。
効率のよい指使いをマスターするためにも、最初は1冊まるまる指番号が書いてあるような本を選んでもいいと思います。
曲は見開きで半ページで終わるくらいの短い曲集でいいと思います。長いと疲れます(笑)
大きいフォントで書かれていて、指使いの書いてあり、自分の好きなジャンルが多く入っているものを選びましょう。
左手は後回しでいいので、まずはメロディーの右手から1冊制覇してみましょう。
完全入門者の方はこちら↓
中高年向きなのですが、こちらは指番号もかいてあるので、取り入れやすい本となっています。私の生徒さんでも使っている方がいらっしゃいます。
左手のヘ音記号はコード表記になっていますが、丁寧に解説も書かれていますので、初心者の方でも理解できます。
1冊終わる頃には、両手で弾くってこういうことか~!と理解できるレベルになるかと思います。
少しだけ・ゆっくりでも左手のヘ音記号も読めるよ!という方はこちら↓
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こちらは、ヘ音記号が少し読める方や初心者と言っても、少しだけ音楽経験がある方(過去にピアノを少し習っていた等)向けです。入門者向きではありません。
内容はクラッシック寄りになりますが、ピアノでの演奏・表現方法が詳しく書かれています。
指番号はもちろん、音の強弱記号の理解を図にしてあったりと親切です。(ただし、中級程度の経験者ですとかえって注釈が邪魔になる可能性もあります)
定番曲しか掲載されていないので、1冊演奏できると結構自慢になるかも?!です。
②ハノンは持っていてもいいと思える教則本
ハノンはピアノ経験者の方は、きっと知っていると思いますが、ザ・教則本といえる本です。
面白い内容…ではありませんが、やっておいたほうがいいと思える内容が多いです。
ピアノを弾く基本的な筋肉を意識するための音の形や指の形を意識させてくれます。英語で言うとThis is a pen. みたいなものが載っているような感じです。また単純に筋トレにもなります。
ですので、自分が得意なものや必要じゃないと思うものはドンドン飛ばしてもらっていいのですが、逆にニガテな部分は手厚く練習してもらえると強くなってくると思います。
私は、基本的にどんな方にもでハノンは数曲やってもらっています。やっているうちに楽器演奏に必要な筋肉や柔軟性が付いていた…みたいな感じになると思います。
あとは、こちらでもよいかもしれません。説明が多いです。
③出来たら楽器屋さんで中身を見て買う方がよい
今はネットで気軽に色々と買えるのですが、教則本に関しては可能でしたら楽器屋さんで、中身を見て購入された方がいいです。
自分の好きな感じの内容なのかどうか?全部(半分以上)演奏できるレベルのものなのかどうか?を自分の目で確かめた方がいいです。
私も散々ネットで雰囲気で買いましたが、失敗したな~~~~と思う事が多いです😅
教則本あるあるなのですが、急に難しくなったり、説明があまり書かれていなく、急に曲集になっていたりするので、最初は曲集ではなく、教則本を手にしてください。(または曲集と教則本を併用)
曲集は、演奏できるようにならないと意味がないものになっていますので、まずは1つ1つ説明が書かれているものを探してみてください。ネットですとそのあたりを確認することができないので、ぜひ楽器屋さんに行ってみてくださいね。
本屋さんは少ないです。うまくいけば図書館で借りることができるかもしれません。図書館で借りてみて、お気に入りを購入する。というのもオススメの方法です。
まとめ
今回はかなり当たり前のことを書きましたが、意外と落とし穴にはまってしまっている方もいるかと思い、楽器の選び方~最初に手にするべきのレベルの本などを書いてみました。
特に教則本と曲集の区別がついてなくて『これ、何も分からないんですけど…』と本を持ってくる方もたま~にいらして、教則本を改めておすすめすることも、ゼロではないです…。
ぜひご自分の目で確かめて、ピン!ときた本を選んでみてください。
義務教育レベルの知識は欲しい
ここを読んでいる方で、過去に音楽の授業で習った音符の基礎知識は覚えていますでしょうか?
もし忘れてしまっている場合は、ネット検索で『譜面の読み方』で事前勉強することをおススメします。
ざっくりとですが、ト音記号をなるべく覚えやすいように。という記事を書きましたので、参考にしてみてください。
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右手のメロディーの部分は、どうしても音符を理解しないと難しくなってくるので、最初のうちから読めるように基礎知識を入れていきましょう。
英語と同じような感じです。英語abc・・・が四分音符、八分音符、二部休符(この単語が分からない人は今すぐ勉強してください)といった感じです。
音の高低差(ドレミ・・・)より、リズムをマスターする方が困難になるかと思います。最初は色々と難しいですが頑張ってマスターしてくださいね!
どうしてもひとりでは無理!な方はレッスンのご相談ください。
こちらのお問い合わせフォームより、お問い合わせできますよ 🙂