音楽のタネを蒔きましょう♪
品川区 初心者応援
ピアノ・マリンバ・カシオキーオード・ウクレレ教室
訪問ありがとうございます。講師の秋庭です。
今年の夏は酷暑といってもいいほどの厳しい暑さに見舞われていますね・・・どうぞ体調にお気をつけてくださいね!
今回の記事は、独学ピアノの始め方のもっと大切なことを書いていないのに気が付き、慌ててブログに残します。
「独学でも先生に習うのでも、絶対に覚えなければいけないこと」を、当たり前ですがめちゃくちゃ大切なことなので、今一度、確認していただけますと嬉しいです。
実は意外と『分かっていない・覚えなくてもいい』と思っている入門者の方も少なくないため、感じたことなども含め、書いていきます。
独学・初心者ピアノを始めるその0 ~絶対に覚えないとダメなこと~
当教室のHPでもよく読まれている「独学ピアノキーボードシリーズ」ですが、その1の前にもっと大切なことを確認しないといけないことに気が付きました。
-
ピアノ・キーボード入門~初心者の人向け 独学の仕方 その1 音楽講師が教えます
東京都品川区・超初心者のための ピアノ・キーボード・ウクレレ・マリンバ音楽教室 ~音楽のタネを一緒に蒔きましょう~ グレーヌ音楽教室 講師の秋庭ミモザです 🙂 令和2年の現在…。世の中が ...
続きを見る
それは・・・・
【鍵盤の位置と音名を覚える事】です。
え?当たり前のこと過ぎませんか?と思ったあなた!おめでとうございます!ピアノが弾けるようになるのに時間がかからず、うまく進められるでしょう。
中には、ピアノが弾けるようになりたいけど、鍵盤の位置が分からない・知らない・ドレミの音名が鍵盤と一致しない。という方もいらっしゃいます。
私の指導経験上、割といらっしゃいます。年齢性別関係なく、老若男女で出会います。そして「できたら覚える努力はしたくない」というような雰囲気を醸し出しています💦
残念ですが、ピアノをカッコよく、自分の好きな曲を楽しみながら弾けるようになるには、上記のこれらのことは覚えないとできないです。
そして覚えるだけではなく、瞬時に反応できる力も必要です。
英語が話せるようになりたい!でもABCってなに? では、なかなか喋るようになるには時間がかかるのと同じで、日ごろの鍛錬学習が必要です。
瞬時に覚える前に!まず基本をおさえましょう。
必須条件 その1 鍵盤の位置を覚えよう
こちらのイラストに書かれている鍵盤と、音名をなにがなんでも覚えましょう。
やり方は何でもいいです。見て覚える・弾いて覚える・書いて覚える。何でもいいです。手段はとにかく何でもいいので覚えましょう。
黒鍵はとりあえず置いといて、白鍵のドレミが書かれている部分と音名を覚えます。
覚え方としては、黒鍵2つの方が「ドレミ」黒鍵3つの方が「ファソラシ」 です。
とにかく「覚える!」です!頑張ってくださいね。
必須条件 その2 左手でも同じように覚えましょう
ドレミ~の音名と鍵盤の位置は、右手も左手も同じように「左から右」に向かって高音になります。
それを左手でも理解します。左手は逆、ということはありません。
必須条件 その3 音名を歌いながら両手で確認し、合っているか
右手・左手で覚えた!と思ったら、指使いはとりあえずおいといても、連続で「ドレミ~」を歌いながらひけるかどうか?確認しましょう。
下から「ドレミ~」上から「ドシラソ~」と逆走してもできるか?確認してみてください。
ここまで出来て、やっとスタート地点にたった!と言えるでしょう。
鍵盤にドレミを書き込むのは有りか無しか?
よく小学生などの指導であるのですが、鍵盤にドレミと書き込んだり、シールを貼ったりしている方をみかけます。
講師の立場から言いますと、最初の1~2か月はいいですが、その後はやめましょう。ということです。私は基本的には反対派です。
ストリートピアノが流行っている昨今、憧れてピアノを始める大人の方も多いかと思いますが、ストリートピアノの鍵盤にはドレミの音名は書かれていないことが前提だと思った方がいいです。
シールなどに頼っていると、音名が書かれていないとピアノが弾けない人になります。これはカルチャーセンターの指導で実際にいらっしゃいます。
その生徒さんは「絶対に家とカルチャー以外では弾かない」ということなので、紙のものを自作していただき、鍵盤にたてることを許可していますが、他の方はやっていません。
自宅教室の子供の生徒さんたちにも、書き込むことは教えていませんし、もし家のピアノに書いているのであればやめてもらいます。
自転車に乗れるようになりたいのに、いつまでも補助輪付きの自転車に乗っているような感じでしょうか。ずっと補助輪付けて自転車に乗り続けるのであればいいのですが・・・・。オススメできない理由です。
光る鍵盤に頼るのはアリか無しか?
カシオの認定講師ではありますが、あえて言うと私は光る鍵盤は使用しない派です。これも上記の理由と同じで、いつまでも覚えない可能性が出てくるからです。
最初の導入時期に使用するのは便利かもしれませんが、早々にやめる努力をしてほしいと思います。
またカシオキーボードの鍵盤が光るのは、キーボード内蔵音源(別途タブレット使用で音源を増やすことは可能)になるので、自分の好きな曲が光る鍵盤で弾けるようになるかは不明です。
指使いは覚えるべきか?
本来なら、ある程度覚えた方がラクではあるのですが、この段階ではまだ指使いのことなどは考えなくていいです。とにかく「鍵盤の位置と音名を覚える」ことに全力を尽くしてください。
指は右5本、左5本で鍵盤の数(61~88鍵盤)をさばいていきますので、この時点で「指使いが~」というものでもありません。この部分はあまり深く考えずに、鍵盤を覚える事に集中しましょう。
とにかく頑張るしかない!
ということで終わってしまいますが、とても大切なことなので改めて記事にしました。
まだ鍵盤と音名がリンクしない方は、ここを乗り越えれば明るい未来が待っていますので、頑張って取り組んでみてくださいね。
譜面のドレミなどを覚えるのは、その後で全然OKです!反対に一緒に覚えようとする方がしんどくなってしまうかもしれません。スモールステップで丁寧に行きましょう!