楽器演奏は脳活性に本当に効果がある？　　その5

東京都品川区大人の初心者のための音楽教室

～音楽のタネを一緒に

　蒔き育てましょう～

グレーヌ音楽教室　　

講師の秋庭ミモザです 🙂

みなさん、こんにちは♪

今日は『楽器演奏は脳活性に本当に効果がある？　　その5』となります。

さてさて、ここまでか～な～り長くなってしまいましたが(笑）

音楽を聴くことから楽器演奏まで、すべての事が脳が活発に動くことが分かっていただけたと思います。

では、なぜ『楽器演奏（ピアノ）』が取り上げられやすいのか？

ということに軽く触れていきたいと思います。

過去の記事に戻りたい方は、こちらからどうぞ！

手は第二の脳！　　効率よく動かそう！

みなさんは、ペンフィールドのホムンクルスをご存知ですか？

こちらの模型ですが‥‥

可愛くはないです‥ね。

実はこれ、脳が人体のどこの刺激によって一番刺激をうけるか？を模型化したものなんですね。

こちらの図の方が分かり易そうなのでのせますね。

手全体、指先、次に口と舌が異常に大きいのがお分かりかと思います。

ワイルダー ペンフィールドの研究

ワイルダー ペンフィールド（＝Wilder Penfield）、カナダの脳外科医・神経生理学者（1891～1976）の研究で

大脳皮質の頭頂部に走る前側の「運動野」と、後側の「体性感覚野」に電気刺激をして、体の各部位の反応を調べた結果、右半身の情報は左脳に、右半球の命令は左半身に行くという「交叉支配の原則」が確かめられました。

あとは、『発声』や『手、指先』に関する神経細胞数が他の部位に比べて異常に多い事実などが明らかになりました。

このペンフィールドの人体を見ると、手を使うことや指先を使うことが、脳の能力を高めてくれるのが分かりますね。

楽器それぞれに刺激の仕方が違うけど・・・

つまり、楽器演奏というのは、基本、手指を使い、弾き語りとなれば、発声も必要となります。

呼吸系を使用する楽器（サックスやフルートなど、木管や金管と言われる楽器）も、タンギングと言われる舌を使った奏法もありますし、多くの楽器はフル活動です。

弦楽器は？と思われるかと思いますが、弦楽器は指先のほんの小さな感覚で、音の出方や微調整をしていますので、こちらも繊細な作業となります。

楽器以外にも沢山手を使うことはありますが、発声が必要が無かったり、利き手でなんとかなってしまう場合もあります。

たとえば、折り紙なども脳活性に良いと言われますが、歌を歌ったりは‥‥しないですよね？

数独などもありますが、利き手しか使わなかったり、基本無言で取り組まれるかと思います。

指先を使う縫物なども良いと思いますが

“一度に脳の大部分を活性させる作業”

という意味では、楽器を演奏することは群を抜いて、1度に効率よく脳活性されることが想像できるかと思います。

随分と長い説明になってしまいましたが‥‥

これで、楽器演奏が脳活性に良いというのは、おわかりいただけたと思います^^

ちなみに、脳細胞は20歳から死滅する。と言われていましたが、最近の研究ではそうではない、ことが分かりました。

脳神経細胞、年齢に関係なく増え続けることが判明

Newsweek 2018年4月10日の記事より

ただ、脳細胞が減らなくても、活性化させるのは人間の外側の話なので、ぜひ楽器演奏にチャレンジしてほしいと思います 🙂

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