ウクレレ関連

ウクレレの弦交換 WORTH弦とLow-g弦 Au-1に装着

2021年1月13日

東京都品川区 初心者のための

ピアノ・カシオキーボード・ウクレレ音楽教室

~音楽のタネを一緒に蒔きましょう~

グレーヌ音楽教室

講師の秋庭ミモザです 🙂

 

 

2021年初のブログとなります。もう2021年が2週間終わってしまいました😅まずいまずい…。

 

あけましておめでとうございます。今年も頑張ってまいりますので宜しくお願いいたします💪

 

今年1つめのブログ更新は、年末に行いました『ウクレレの弦交換の一部を写真付きでご紹介』いたします。

 

ウクレレの弦選びは、実はとっても奥が深く、ウクレレの本体を買いそろえるより弦の種類を色々試した方が変化が大きいと言われています。

 

いわゆる『沼』にハマりやすいのですが、ウクレレの楽しみの1つでもあります。

 

そして最低でも年に1度は交換した方が練習も捗りますし、音色も良くなります。さらに言えば弦交換もできるようになっておいた方が絶対にイイですので、音色や弾き心地等の参考にしてみてください。

 

ウクレレの弦交換 WORTH弦とLow-g弦 Au-1に装着にしてみた

ウクレレ弦交換

今回は、私の生徒さんの弦交換のお手伝いも含め、色々と有名どころを買いそろえてみて、何を張ろうかな~♪と少し楽しみつつ買い物をしました。

 

体験レッスン等でずっと活躍してくれているAu-1の弦交換を行った様子です。1年間ありがとうの気持ちを込めてお手入れします。

 

特に今回はFRET BUTTERというフィンガーボードとフレットを同時お手入れできる優れものを購入して試しました。

 

 

フレットとフィンガーボードのお手入れは、素材が違うために別々に磨かなくてはいけません。ですので、取り扱う薬剤ややり方も違うので、正直ちょっと面倒でした。

 

しかしこのフレットバターは、1枚で両方お手入れ可能で1枚で20回ほど繰り返して使えるとのこと。素晴らしい時短アイテムです!

 

このフレットバター。大きなメリットと共に、ちょっとデメリットが・・・・

 

まずは甘い匂い。です。かなり甘い匂いが2~3日残ります。ダメな人はダメな気がします。アメリカンな匂いです。

 

あとは想像以上に布部分が小さいので、私はカットして使いました。が!オイルもたっぷりなのでベタベタするため、カットするのにも一苦労。そして甘い匂い(笑)

 

でも、このデメリットを覆すほどに便利なので、ぜひお試しを。

 

フレットバターで磨いた後

1フレット目がシルバーに輝いております。古い弦を丁寧に取り除き、1本1本磨きました。特に1フレットは初心者が良く使う部分ですのでしっかり磨きます。

 

手汗や皮脂で汚れたフレットもキレイに光ります。絶対にやった方がいいですよ!

 

今回もLow-G弦を装着しました

主役弦

私はAu-1にはLow-Gを張っているのですが、今回も変えずにLow-G(巻き弦)を装着しました。

 

今回はORCASの巻き弦を購入しましたよ。巻き弦はあまり売っておらず選択肢が限られていますが、Made in Japanで安心です。安いし良いと思います。バラで購入です。

 

 

巻き弦はさびやすい

巻き弦はスチール弦ともいい、金属が巻き付けられていますので手汗等でサビが出ます。仕方のないことですが、スライド奏法の時もキュキュっという音も出やすいです。

巻き弦サビ

本当はもっとこまめに交換するべきなのですが、初心者用の貸し出しですとあまり4弦をメインで使用することもなかったため、1年間使ってしまいました。赤い部分にサビが見られますね。

 

半年程度の交換が理想的だと思います。結構目立つ・・・。

 

巻き弦が嫌で、1~3弦と同じ素材にしたい場合は弦が太くなるため、弦をおさえる部分の溝を深く掘らないといけなくなります。そうなるとHigh-Gに戻したくても戻せないことがおこりますので、そこは慎重にしましょう。

 

Low-G弦の取り扱い

・初めてLow-G弦に変える場合は、巻き弦で様子見をしましょう。

・巻き弦はさびやすいですので、演奏後はよく拭きましょう。

・巻き弦が嫌な人は、他の弦の素材と揃えることも検討。でもデメリットもアリ!

 

メインの弦はWorth(ワース)の弦に交換

Worthの弦

色々悩んだ結果、今回はWORTH(ワース)の弦に決めました。品番はCM46です。『クリアーで、ミディアムの46㎝』という意味。であってるかな?標準タイプです。

 

引用:WORTH HP

こちらもMade in Japanとありましたので、安心ですね。そして1セットが46㎝あるので(※物によります)ソプラノコンサートサイズで2本分の張り替えが可能です。

 

もし初めての張り替えで失敗してももう1回張り替えができるので、その点でも安心ですよ。

 

素材はフロロカーボンですので、Au-1初期に張られているナイルガットとは性質が違ってきます。もし、ナイルガットの音色が好きな人は要注意です。

 

Au-1の出荷で張られているナイルガット弦はこちら

 

あ、KURE556はギアペグの動きがちょっと悪かったので、少しだけ使いました。

 

張った後の処理は慎重に・・・

弦をそのまま

実はちょっとだけ弦の巻きを失敗してしまった部分があって、2本分取れるワースと言えども不安になってしまい、切らずにまとめておきました。あまりこんなことする人、いないと思いますが😓

 

チューニングをしてスポっと抜けてしまう心配があったため、1週間このままにして、試運転とチューニングを繰り返しました。

 

その後は安定しましたので、切り取って保管してあります。よかったよかった。

 

オレンジオイルは使いませんでした

写真にありますオレンジオイルですが、念のため準備をしておきました。フレットバターがうまくいかなかった場合に使おうと思いましたが、大丈夫そうでしたので、ボディーを拭くのにほんの少しだけ使いました。

 

でも、ボディーはいつでも拭けますので、結局は弦交換時にはオレンジオイルは使いませんでした。変にべたついても困りますしね。

 

初めての弦交換で注意したいこと

これを読んでいる方で、弦交換に初めて挑戦する方にアドバイスがいくつかあります。ほんの少しの事ですが、参考にしてください。

 

①サドルの方向を見失わないこと

私の場合ですが、弦をはずした後に気を抜いてしまい、ウクレレを持ち上げてしまった結果、サドル部分(ウクレレのサウンドホール側の白い骨のような部品)をポロっと落としてしまい、サドルの正しい方向が分からなくなってしまいました・・・。

 

サドルも色々な形状があるので一概に言えないのですがAu-1は少し波打ったような形をしています。その微妙な波形が『ん?どっちが前?後ろ?』となってしまい、弦を張るのに2回ほど試す。ということをしなくてはいけませんでした。

 

完全に時間のロスになるので、油性ペンなどで、上方向にちょこっとマークしておくことをおススメします。

 

②古い弦はハサミで切らず、なるべくほどくようにする

弦が切れてしまっている場合は関係ありませんが、お古の弦を交換する場合はハサミで切らずになるべくキレイに取り外し、再利用できるようにしておいた方がいいです。

 

古い弦。といってもウクレレの場合は全く使えなくなるわけではないので、もし新品の弦の音色が気に食わない場合にもう1度つけ直すことが出来ます。

 

またスペアとしてウクレレケースに保管しておけば、いざという時(ライブ時など)に貼り換えて使用できます。ぜひ取っておくことをおススメします。

 

③ペット(特に猫)がいる方は別の部屋で

ペットを飼っている方限定ですが、私は猫を飼っているため、かなり邪魔されました🤣

 

ウクレレの弦を外すとき、巻くときにピンピンとうごく弦に猫が反応して遊ばれてしまいました。かわいいのですが、これも時間のロスにつながりました(笑)

 

猫が寝ている時などに弦交換をしましょう。😹

 

④ストリングワインダーはあった方が便利

弦交換の時にペグを指でくるくる・・・とまわしていくのも良いのですが、ウクレレといえども時間がかかります。

私はギター用のを持っていたのですが、ウクレレ用ではないので『どうせ使えないよな~』と思い込み、指で頑張ってしまいました。

 

しかし、サイズは緩めだと言えども使えないこともない!と言うことを交換した後に気が付きました😓

 

ウクレレ用もたま~に売っていますが、ちょっとお高い?みたいなので、ギター用(300円くらい)を1つ持っていてもいいと思いますよ。

 

AU-1とWORTHの相性はいかに?

私の感覚ですが、かなり良いのではないか?と思いました。AQUILAの音色に慣れてしまっていたので、最初は???と思っていましたが、なじんできた1週間後にはしっくりと来ました。

 

特に1弦の鳴りがよく、全体的な音量も大きくなったと思います。1弦をよく使うソロ弾きやメロディー弾きをメインにしたい方にはおススメの組み合わせかと思います。

 

ナイルガットからフロロカーボンにすると、ちょっと細く頼りない感覚になるかもしれませんが、意外と細い弦の方が音の鳴りがよく音量が大きくなったのがちょっと驚きでした。

 

Au-1の出荷状態で指が痛い。。。と悩んでいる人は、フロロカーボン(細め)に貼り換えてみるのもいいと思いました。次回はナイロン弦に貼り換えてみたいと思います。

 

追記(2021年1月)

私の生徒さんが、私のこのWORTHの弦を張ったウクレレに感化されて、弦を張り直しました。【WORTHのBM(ブラウン)】にしたそうです。

 

先日レッスンに持ってきてくれたのですが、ブラウンの方が温かい音色がしました。ウクレレ個体の差かもしれませんが、クリアの方がパリッとした音がしましたので、派手めなポップスや、1弦をよく使うメロディー弾きがメインの方はクリアの方がいいかもしれません。

 

バラードやゆっくりした楽曲を演奏するのが好き。コード奏法の時もふんわりしたイメージの伴奏が好きな方はブラウン。とそれぞれの長所を見極めて選んでほしいなと思いました。

 

まとめ

ウクレレ初心者の方は、弦交換ってすごく大変なものと思ってしまっている人も多く、なかなか挑戦する人も少ないのが現実です。

 

ですので、ウクレレの所有歴が長くても『え?自分で出来るんですか?』という人もいますし、10年間放置・・・というツワモノもいらっしゃいます。

 

もちろん楽器屋さんでもやってくれますが、弦交換代金を取られてしまう上、自分には弦交換のスキルが身につきません・・・。

 

演奏メインのプロは2か月に1回は弦交換をしています。そこまで演奏がメインでないプロの方でも半年~1年以内にはしているようです。それほど身近なものです。

 

あまり弾かない趣味の人でも1年に1度は弦交換をし、ウクレレの人間ドックの様にしてメンテナンスしてあげてください。大事な相方の健康状態をみてあげてほしいです。そして演奏スキルの一環として、弦交換のスキルも付けてほしいと思いました。

 

ぜひ今年は、弦交換に挑戦してみてくださいね!

 

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