東京都品川区大人の超初心者のための
ピアノ・キーボード・ウクレレ音楽教室
~音楽のタネを一緒に蒔きましょう~
グレーヌ音楽教室
講師の秋庭ミモザです 🙂
本日、2020年6月1日。
緊急事態宣言の緩和が多くの場所でされますが、心配は無くなりませんね。
満員電車や学校での『密』環境なども懸念されていますが、外出のガマンもそろそろできなくなってきているのも本音です。 🙁
手洗い・自己免疫力を維持・適度な距離をとるなど、各自でやっていきましょう。
ストレスもよくありませんので、適度にリフレッシュの散歩や買い物なども楽しんで。
もちろん、楽器演奏も引き続き、ステイホームで楽しめますのでやっていきましょう。
今回の記事は、ウクレレ初心者あるあるで『指(主に左手)が痛くなってしまう問題』について書いてきます。
ステイホームでウクレレを始めた方も多いかと思いますが、きっとこんな悩みも多くの方が抱えているのかと思います。
特に今回は、女性目線でお話していきます。
※以下の内容は、ウクレレ自体には全く問題がない場合に当てはまる女性に多い悩み。として書いています。
そもそも、ウクレレのメンテナンスをしていない。ネットで適当に買った安価なウクレレなどで検品もされていない粗悪品や、弦交換も全くしていない。などなどは、含まれません。
ウクレレが原因で弾きにくい・長年の間、全く手入れをしていないウクレレを使っていて手が痛くなる場合は、悩まずに楽器屋さんにもっていって、ウクレレ自体を見てもらってくださいね。
ウクレレを弾く指が痛い 女性の初心者がむかえる最初の壁
私の教室は女性メインで、今まで多くの体験レッスンや1dayレッスン、グループレッスンなどで幅広い年齢の女性の演奏を見てきました。
それも『初心者』という条件は9割の方で、1割ほど弦楽器の経験がある方というもいらっしゃいました。(ウクレレ自体は全員未経験です)
そんな中で、その9割の弦楽器未経験の方がおっしゃる感想が『指(左の弦をおさえる方)が痛いんですが…』という感想が多かったです。
どれくらいの割合かと言いますと、9割の中の半分弱くらいの方は痛さの度合いがあれど、痛いとおっしゃっていました。
もう少し詳しく分析すると、体験レッスンなど約60分うち
- 全く耐えられない。途中でやめる=1割弱
- 耐えられなくないけど、結構痛いと感じる=3割
- 特定の指先だけが痛い=1割~2割
- 血豆や水ぶくれができた=2割弱
全く痛くない。という方も1割~2割ほどいらっしゃいます。
使っている楽器は、私が体験レッスンで使用するものや、個々にお持ちになったウクレレなど条件はいろいろですが、全てソプラノサイズです。
また、弦楽器経験者の方は
- バイオリン
- アコギ、エレキ
- ベース
など、種類は違いますが、こちらの経験者の方たち全員『○○(経験のある楽器)より全然痛くないです』とおっしゃっています。
むしろ、楽器が小さいがゆえに『手首が痛い』とか『指板に指がおさまらないから、握らないといけないからやりにくい』など、別の感想をいただいております。これはまた別の機会にお話しできたらと思います。
また、弦をはじく方の指(主に右)が痛いとおっしゃる方も1割程度いらっしゃいます。
ではなぜ、指が痛くなってしまうのか?どうするべきなのか?回避する方法はないのか?をお話していきます。
指が痛くなる原因は?
どうして初心者は指先が痛くなるのでしょうか?原因はいろいろあると思います。
また、具体的に回避できる方法はあるのでしょうか?
結論からいいますと、残念ですが・・・・
それなりに演奏の腕を磨きたいのであれば、痛さはガマンしないといけない。
のが、私の結論です。
それなりのってどれくらいですか?と初心者の方は気になるかと思いますが、私の感覚で言いますと『1曲(弾き語りでもなんでも)、人に安心して見せられるほどの演奏力』をさします。
譜面もなんとなく覚えていて、コードも手元をあまり見ずに演奏でき、歌も歌える。くらいな感じです。もちろん演奏はノーミスです。
逆説的に言うと、それくらいまで弾けるようになるまで、指先の痛さのガマンが出来たら、もう初心者脱出ですね!という意味合いです。
ちなみに私も絶賛指先痛いです!常に痛いです。ついでに言うと、腱鞘炎にもなりかけています。肘に湿布貼ってます。満身創痍(笑)ですね。これは長時間練習しすぎが原因ですが…🤣
そして私の場合ですが、エレキギターをやったことがあるのですが、エレキギターと同等の痛さを感じます。
エレキギターは電気を通すので、弦はスチール製で指先に突き刺すような痛みがあれど、優しく押さえてもアンプなどの音量でどうにでもなります。
ウクレレの場合は、マイクを通さないことがほとんどなので、しっかりと弦をおさえないと音が歪んでしまったりします。ですので、まあまあの力で押さえています。
ここは個人差や感じ方もありますので、エレキよりウクレレの方が痛い・痛くないと感じるかはその人次第かと思います。
では、その主な原因とはなんでしょうか?考えられるだけ挙げていきます。
①初心者ならではのムダな力が入っている
これは、初めてのことをやるのでしたら当然のことでして、指~体全体に無駄な力みがあり、指先も例外ではありません。
多くの方がこの力みが原因かと思います。なので、少しウクレレが分かってくれば力もコントロールできるかと思います。
『自分は初心者だから、痛いのは仕方ない』と思って1~2か月ほどガマンすると、力も抜けて指先も硬くなってきますので、頑張りどころですね。
右手の痛さもここに該当すると思います。力み過ぎず、軽く演奏するところからはじめてみましょう。
②弦の素材が硬いものを使っている
あまりないかもしれませんが、お持ちのウクレレの弦が硬い・太いなどですと、おさえるのに苦労するあまり、指先にも力が入ると思います。
ナイロン弦の細いものに交換してみるなどをしてみると、変わるかもしれません。
ただし、ナイロンの細いものですと音も細く小さいものになってしまう可能性もあるので、あくまでも期間限定で、指の痛さに耐えられない時のみがいいです。
③指先の皮が他の人より薄いケース
これは直に検査をするわけにもいかないのですが、もしかしたら指先の皮が薄い方がいるのかもしれません。
例としましてこんなケースがあります。
手の皮が薄く、ほかの人が平気で触れる温度の熱いものが触れません。
手を酷使すると指先が真っ赤になり、血までは出ませんが痛くてしょうがないです。
酷使といっても、レジ打ちのバイトやレストランの調理場程度です。
パソコンは一日いじっていてもこれらの症状はまったくありません。
アトピー持ちで指先に湿疹や乾燥も少しあります。どうしたら熱いものに触れるようになるでしょうか。
手を使っても痛くならなくなるでしょうか。
手の皮を厚くする方法っていうのもあるんでしょうか。
指の皮を厚くする方法を教えてください。
自分は趣味で茶道を習っています。
茶道ではお釜の蓋を素手で開けなければいけないのですが、とても熱くて開けられずに困っています。
そこで、指の皮を厚くすることが出来れば熱いのに耐えられるだろうと考えています。
使う指は右手の親指、人差し指、中指の3本なのですが、この3本の指の皮を厚くする何か方法はありませんでしょうか?
また、皮を厚くする以外で熱さに耐える方法などありましたら教えてください。
引用:教えて!goo
こちらの回答には、ギター経験者の方の回答があり『鍛えましょう』的な答えでした。
体質的にどうしてもダメ。という方もいるんだとわかりますね。
なんとなくですが、女性の方が指先の皮が薄いような気がします。指先の皮脂なども関係しているようです。
またアトピー体質の方なども、指先の皮が薄いケースもあるようです。
④握力や腕力がなく、指先で強引に押さえてしまう
これも個人差があるかと思いますが、明らかに『この方、腕力なさそうだな』という方はウクレレを演奏しても音が小さいです。また、演奏がちょっと大変そうです。
グループレッスンなどでは、他の人とのアンサンブルもあるのでそれなりの音量をお願いするのですが、なかなか出ない・・・
その後に「ちょっと指、痛いです」というような会話をしたことがあるので、ウクレレの弦をおさえる筋力が無いのかと思います。
こちらは、練習していくうちに筋力も付きますので、頑張ってほしいですが指の痛さは続いてしまいます。ある程度のガマンが必要です。
特に新しいウクレレ(ギターもそうですが)は、音が鳴らないんですね。木が新しいので鳴らないので、余計に指を押さえてしまうかもしれません。この辺の見極めも大切です。
男性の場合は、腕力にしろ握力などの筋力もまあまああるかと思うので、こういったことが原因で指先が痛くなるケースはないかと思います。
初心者であれば、基礎を大切に!ウクレレの構えや演奏方法を見直し
決定的な解決策や打開策がないのですが、まずは初心者の人こそ基礎基本の部分を大切にしてみてください。
左手(弦をおさえる方)の手首や肩・腕の構え方は、リラックスしていますか?ウクレレの角度はどうですか?爪は短く切れていますか?姿勢はどうですか?
ちょっとした改善で、指先の痛みなどが無くなったり原因がわかる場合もあります。
まずはそういった『ウクレレを弾くにあたっての基本的なこと』を確認しましょう。独学であれば尚の事、冷静に自分を客観視して1つ1つ見つめ直しましょう。
また、完全なる打開策ではありませんが、ウクレレを諦めたくない方にむけてマッチョな考えではありますが、練習方法のアドバイスを書いていきます。
①初心者の練習時間は短めにスタート
根本的なことですが、まずは血豆や水ぶくれを作らないことがいいと思いますので、出来る前に練習をやめること。です。
1日15分~30分まで。毎日~1日置きくらいでいいと思います。
それに『あ~楽しかった!明日も練習したいな~』くらいでやめると練習も続きますよ。
②右手のリズム練習をメインにする
左手に血豆が出来てしまった。痛すぎてウクレレに触れない。という場合は右手の練習をする日。を作るといいと思います。無理は禁物です。
リズム練習やアルペジオの練習、ブラッシングやミュート奏法、ピチカート、オクターブ奏法etc……色々あります。
左は痛くない指で1つ何か弦をおさえてもいいし、開放弦でもいいと思います。
右手が痛い場合は、軽く演奏する・一時的に中指などに変える・親指弾きに変えるなどの対策をしてください。
ピックなどで代用してもよいですが、ピックに慣れていない方はそれはそれで、演奏のコツが必要になるので、別のジレンマが出来てしまいます。
③指サックやテーピング、絆創膏も場合によってはアリ
私は経験がありませんが、体験レッスンの時に、テーピングを巻いた方がいらっしゃいました。
左の指の動きは制限されてはいましたが、演奏ができなくなるほどではありません。基礎練習などの簡単なコードなどでしたら、こういったものを使用するものありです。
ただし、テーピングなどの粘着部分でウクレレが汚れることがありますので、お手入れは必須です。
まとめ
残念ながら、弦楽器をはじめ、ウクレレは指先が(個人差はあれど)痛くなってしまう楽器の1つです。
でも、我慢できないほどではないですし、本当に痛かったら休みながら少しずつ練習を重ねてほしいと思います。
また変な構え方をすると、指先以外でも皮がむけたりもしてしまいますので、何度もいいますが『最初が肝心』です。
焦らず楽しみながら、指先強化に励んでほしいと思います。
ちなみに私の左の指先は、硬くなってしまったせいでスマホやタッチパネルが反応しませんよ。そこまで目指しましょう~(?!)😁
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